4か月~6か月で行政書士試験に合格する人のカラクリは記述にあり。

勉強に疲れた休憩時間で行政書士試験の合格者がどれくらいどんな勉強をしていたか?をチェックしています。
行政書士試験に合格するには勉強時間600時間~1000時間必要と言われていますが、合格者にはあきらかにもっと短時間で合格している人がいます。
短期間で合格できる原因を探っていると最も大きな要因は
記述で高得点(60点中40点前後)とっている
ということがわかります。
以下で詳細に分析していきます。
目次
行政書士は記述で40点とれると合格確率が飛躍的に高くなる
行政書士試験は300点中180点以上で合格になります。
そのうち法令知識以外の一般知識で24点以上取らないと足切りになります。
つまりは一般知識で24点は最低取れる前提で考えると156点を法令科目で取れれば良いことになります。
このうち40点を記述でとれると、択一、多肢選択で116点を取れれば合格となります。
この116点というは、おそらく勉強時間でいえば200時間~300時間あれば十分とれる点数です。
ゆえに結論的にいえば記述で40点とれると、あまり勉強していなくても行政書士試験に合格できるということになります。
そして行政書士試験の問題の特徴を理解すると「記述で40点とれることの破壊力のすごさ」を実感することができます。
行政書士試験は択一、多肢選択で160点以上にもっていくのが難しい
行政書士試験では択一、多肢選択で120~140点で止まる人が多くなるように試験が作られています。
つまりは勉強時間が600時間以下の人であれば、択一、多肢選択で概ね120~140点になるということです。
過去に問われていない問題が30%程度出る試験だからです。
法律の深いところまで理解が追い付かないと「過去で問われていない問題を正解すること」は至難の業です。
これらの過去に問われていない問題30%を法的思考力で正解に導いていく勉強がものすごく大変なわけです。
そのためのいわば20点~30点さらに伸ばすために勉強時間が500時間~必要になるのが行政書士試験勉強の特徴です。
つまりは勉強の効率だけを考えると択一、多肢選択で120~140点までを目指す勉強は比較的楽というわけです。
上で書いたように勉強時間でいれば200時間~300時間あれば余裕でそのレベルに達するからです。
記述をしっかり対策している人は少ないように思える
記述は、問題に対して自分の言葉で回答を書かねばならないため、択一と比べて120~140点しっかりとして知識が要求されます。
順序しては、択一がある程度のレベルに達したら記述対策をするという流れだと思います。
が多くの人は、行政書士試験が30%が過去にでていない問題がでるという特性上、択一をやってもやっても満足というレベルには到達しないようになっているため、満足な記述対策をしないで試験に突入していると思われます。
ここに罠があると思います。
実際は記述対策にそれなりの時間をかける価値があると思われます。
仮説:記述で問われるところはある程度決まているはず
私の仮説ですが、記述で問われているところはある程度決まっているような気がします。
合格している人を観察してるかぎりだと、50~80問くらい準備していれば40点くらいいける可能性があると思われます。
私は200問くらい準備して試験に突入しようと思っています。
まとめ:短期間で合格している人は記述の点数が高い
記述で40点くらいとれると、勉強時間が200~300時間でも合格すると思えます。
なぜならば、択一、多肢選択で120~140点なら比較的簡単に取れるからです。
私の観察している感じでは、行政書士の試験は択一、多肢選択で160点~して記述で20点~と言うのが一般的に目指す得点戦略になっています。
この択一、多肢選択で140点ではなく「160点~」に仕上げるのに勉強時間が600時間~1200時間かかるという理屈です。
短期間で合格している人の点数をみると記述で40点前後とっていることが多いです。
40点とれる前提なら、行政書士の勉強時間は200時間~300時間でも十分合格すると思った次第です。