行政書士試験の民法過去問演習して感じること~行政書士試験へ向けての勉強④~

民法の過去問学習にやっと入りました。
・意思表示
・代理
・時効
等の第1編・民法総則の過去問を1週終わらせました。
ざっと4日間です。1日3時間くらいの勉強だと思います。まだまだ少ないと感じます。
が1問をかなり丁寧に掘り下げて回答する根拠を明確にしながらやっていますので、こんな感じで勉強をすすめていけばまず合格するだろうとの手ごたえを感じています。
行政書士試験の民法過去問を演習してみて感じることは以下です。
①完全独学でも合格可能であるが時間がかなりかかる
②六法が読みやすいと感じるようになる
③判例集があった方が便利
④法律での戦い方が理解できるようになる
個別にご説明していきます。
①完全独学でも合格可能であるが時間がかなりかかる
私は資格スクールの動画教材を買って行政書士試験の勉強をしています。
2019.10月~ゆっくりと独学で勉強を始めましたが、1か月経過して講師がやっているyoutube無料動画をみて驚きました。
とても分かりやすかったからです。
法律は条文だけを読んでも何を言っているのか?初学者に解読ができません。できても相当に時間がかかります。
10キロ先のスーパーに自転車でいくか車で行くかぐらいの違いがあります。
過去問を解き始めるとさらにそう思います。
私の場合であれば、該当箇所を説明している講義動画を再度聞き直しをして理解度を深めることができますが独学なら解説を読み、該当箇所のテキストを確認することしかできません。
正直、1問に対する掘り下げる時間が少なすぎて頭への残り具合が悪いと思います。
その分、回数をひたすら繰り返すということが求めらると思います。とにかく理屈より体に覚え込ますという言ったイメージになります。
私はこれだと効率が悪いと感じます。
体を動かすスポーツならいざ知らず、AといえばBと反射的に答えられるようにするのでなく、「なんでそうなるのか?」を理解することをした方が良いと思えるからです。
この「なんでそうなるのか?」を独力で理解していくのは、無理ではないですが10キロ先のスーパーに車ではなく自転車で行くくらい余計な時間がかかると思います。
行政書士試験は合格するまでの平均勉強時間が600~1000時間のように言われていますが、資格スクールを使った場合が600時間で独学でやった場合は1000時間になるということだと思います。
この400時間の差はでかいと思います。時給1000円で考えれれば、独学で勉強することによって「40万損をする」ことになります。
それであれば20万~費用を払っても資格スクールを利用した方が独学に比べて「20万の得をする」かつ「勉強が楽になる」ということになり、効率が良いと考えることができます。
人それぞれを考え方があるとは思いますが、資格スクールを利用するかどうかは検討してほうが良いと思います。
まずはyoutubeにある無料講義をきいてみて独学のままで良いか比較してみるのが良いと思います。
②六法が読みやすいと感じるようになる
勉強する前だと「六法は難しい」というイメージがありました。
そのため勉強を開始してもしばらくは六法を買いませんでした。どうせ見ないと思っていたからです。
が過去問学習を開始するにあたり六法を購入しました。
色々理解を深めながら条文をチェックしていくと「六法は難しい」というイメージがほぼなくなりました。
もちろん、何を言っているのかがわからない条文もあります。がそういう条文には「H24出題:代理人の選任についての条文」等記入しておくとことで次回、六法をひくときはわかりやすい状態に変えることができます。
逆に六法を試験対策用にカスタマイズしているとゲーム感覚で楽しめるようになります。
気楽に六法をひくことができるようになってきます。
③判例集があった方が便利
勉強していると判例が大事なことがわかります。
条文では対応できていないことが判例で捕捉されることが多いからです。
そのため、重要判例がまとまったものがあった方が勉強しやすいと感じます。おいおい探してみたいと思います。
④法律での戦い方が理解できるようになる
私はアマゾンで物販をやっています。他のセラーによくあることですが、トラブルになりそうなことがあると弁護士に相談して・・という人が多いです。
が何でもかんでも弁護士に相談するというのは間違っています。
相談するだけで5000円等の費用がかかるのが通例です。いちいち相談していたら、カモにされます。
最低限の法律に関する知識が必要になります。
その際に行政書士試験の勉強をしているとその知識が身についてくると感じます。
要は条文を根拠にすればいいわけです。そして条文でたりなければ判例を元にして訴えればいいということが理解できるようになります。
この原理原則を理解していれば、どういう訴えなら勝てる等が感覚的にわかるようになります。
そんな簡単なことではないのかもしれませんが、最低限、これらの知識を完全に頭に入っている状況になると会社経営には相当有利になると思えます。
まとめ
なかなか勉強が進んでいない行政書士試験勉強ですが、やっと開始した民法の過去問演習で、以下を感じました。
①完全独学でも合格可能であるが時間がかなりかかる
②六法が読みやすいと感じるようになる
③判例集があった方が便利
④法律での戦い方が理解できるようになる
ただ単に資格合格のための勉強ではなく、会社経営の守りの部分としても十分に活用できることを直感で感じた次第です。
2020年5月までには、あとはひたすら過去問演習をすればいいという状況までもっていこうと思います。