2020年11月の行政書士試験の合格に向けて勉強中です。

行政書士試験は合格革命肢別過去問集だけで合格することができるか?

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行政書士試験の受験生のバイブルに合格革命肢別過去問集があります。

 

 

過去に合格した人が利用していることが多く、特に行政書士受験生に人気があるとある行政書士さんも以下のように推奨しています。

 

・50周回転させれば合格間違いなし

・20周回転させればほぼ合格が手に届く位置に来る

 

実際に令和2年の試験を受けて不合格になった私の実例および他人の観察していていると以下であると感じています。

 

40%くらいの人は「肢別過去問集だけ」だと落ちる。人によっては50回転しても落ちる

 

その理由をご紹介していきます。

 

その前に行政書士試験の試験の特徴をご説明します。

 

行政書士試験の特徴

 

行政書士試験の問題は全部で60問あります。

 

基礎法学・2問

憲法・5問

行政法・19問

民法・9問

商法・1問

会社法・4問

多肢選択・3問

一般知識・14問

記述(民法2問・行政法1問)

 

メイン科目である民法・行政法の択一問題数で考えていきます。

 

1問題が5肢で構成させていると想定すると行政法1年95問で10年で950問の実際に出題された問題が存在することなります。

 

行政法は条文は民法に比べると圧倒的に少ないです。行政手続法・不服審査法・事件訴訟法などは50条程度づつしかありません。

 

つまりは行政法は出題される条文数(ざっくり200条)に対して10年で問題数が950問出題されているので、問題数的には十分過去問できるようになっています。

 

一方民法は行政法よりも広範囲に及ぶにも関わらず1年45問で10年で450問しか実際に出題された問題が存在しません。

 

民法は1000条以上条文がありますが、10年で450問しか出題されないとなると圧倒的に問題が少ないことがわかると思います。

 

つまり以下がいえます。

☆問題数からの言えること

・行政法→条文に対して過去問題数の方が圧倒的に多いの過去問対策が有効

・民法→条文に対して過去問題数が圧倒的に少ないので過去問対策だけでは不十分

 

これを受けて大手予備校等が、「行政法は過去問が大事で民法は過去問+αが必要」と言っているところが多い理由となります。

 

以上を踏まえれば、肢別過去問をやれば、民法は別としても行政法などは有効ではないか?と思うかもしれませんが、罠があります。

 

肢別過去問集だけだと「ひっかけに対応できないため」行政法の点数は伸びない

 

行政書士試験の特徴で説明したように行政法は毎年19問出題されます。

 

試験に出そうな条文数200に対して問題数が十分にあります。

 

結果、何のひねりもなく、問題を出題すると多くの人が満点ちかい点数をとることになります。

 

そのため行政書士試験での行政法は「ひっかけ問題」が多くでてきます。

 

「ひっかけ問題」は肢別問題集だけをやっていると基本すべてひっかかるようになっています。

 

↓具体的に以下のようにひっかけます。実際に令和2年本試験で問われた問題です。

×処分または裁決があった日から6か月を経過したとき

〇処分または裁決があったことを知った日から6か月を経過したとき

 

「確か6か月経過した場合だよな?」だけで覚えていると正誤判断が不能です。

 

肢別過去問では、これが3か月か6か月で問われています。

 

この問題を何十周して〇〇は3か月でなく6か月だーと覚えていると↑のような問題にひっかかります。

 

肢別問題集だけでやっていた場合、かなりの高確率で間違いになります。

 

こういう細かいところをヒッカケくるため、問題文の細部まで注意深く読もうとすると今度は時間不足になります。

 

行政書士試験では行政法は1問あたり長くても2分、通常1分で解けないと時間不足になるというトラップが仕掛けられています。

 

要はこのようなヒッカケがくることを模試や他の問題でしっかり演習して、瞬殺できるようにしておかねば高得点は難しいということになります。

 

間違えても、思考型試験だと誤認して、現場思考で回答を導きだそうとしないでください。高確率で時間不足になります。

 

 

 

肢別過去問集だけなら、行政法は正解19問中12~14問どまり

 

私の実例や他の人の動向をみているとヒッカケ対策ができていなく試験に臨むと行政法は12問~14問どまりになる確率が高そうです。

 

私はアガルートの45時間ある行政法講義を5周してインプットに努め、肢別過去問集を10~12周やりましたが、行政法は12問正解止まりでした。

 

その様子は↓で書いています。行政法だけで400時間くらいは使っています。

 

基礎的なことを頭に叩き込み、過去問に出てこないことは現場思考で正解に導こうという作戦をとりましたが、10月ころに間違っていたことに気が付き、修正不能でした。

 

 

行政法は15問~19問とらないと合格は出来ないと言われているので、ギリ合格に届かないレベルだと思います。

 

肢別過去問を10周~12週くらいしましたが、「これ以上繰り返しても意味ない」と直感しました。

 

1週間に2周くらいの高回転を1か月くらい繰り返すと、ほぼ答えが暗記できるレベルになります。逆の言い方をすると「問題文と答えだけしか理解できない可能性が高い」です。

 

ただやみくもに肢別過去問だけを高回転させてもヒッカケ問題に間違う可能性が高い状態になります。

 

つまり肢別過去問集だけを完璧にしても、ヒッカケ問題に容赦なく引っかかるのでギリギリで合格に届かないレベルになると思われます。

 

がそうはいっても、模試を数回受ける人がほとんどだと思うので、その中でヒッカケに対する対策がわずかに取れることになります。

 

あとは知っているヒッカケ問題がくるかどうかの試験の問題運によって、60%の人が合格するイメージだと思っています。

 

 

肢別過去問集だけ受かるという人は一発合格の人が多い

 

私の個人的な予想ですが、肢別過去問集だけ受かるという人は一発合格の人が多いと感じています。

 

理由は上で説明した通りで、通常肢別過去問をやり模試を重ねた上で無意識にヒッカケ対策ができた人だと思うからです。

 

合格していれば、そのやり方がよかったということになるので肢別過去問の回転を進めるわけです。

 

がしかし一方で令和2年の試験でネットをみていたら以下の人を発見しました。

 

肢別過去問集を50周回転して落ちた人

肢別過去問集を30周回転して落ちた人

 

そのことを踏まえると、肢別過去問集を50周回転しても落ちる場合があるという証明になります。

 

回転の仕方が悪いと一蹴する人もいますが、肢別過去問集ではヒッカケ対策ができないということだと思います。

 

上での例のように、

×あった日

〇あったことを知った日

が問題として問われることを想定したヒッカケ対策が必要になると思えます。

 

こういう事実は不合格になった人にしかわからない事実だと思います。

 

わからない問題は現場思考で正解に導くをすると決定的なミスをしやすくなる

 

肢別過去問集で対応できないヒッカケ問題も、しっかり理解していれば思考力で正解に導けるということも言われていますが、これをすると決定的なミスをしやすくなります。

 

時間不足になり、最後まで問題を解けなくなる可能性です。

 

行政書士試験は思考力で正解に導くというやり方をしていたら不合格確率が高くなると思います。

 

2時間程度で全問題が回答できるレベルに仕上げておくべきだと思います。思考力で回答に導きとかやっていると3時間では足らなくなる可能性が高くなります。

 

 

まとめ

 

行政書士試験は合格革命肢別過去問集だけで合格することができるか?については以下だと私は思っています。

 

40%くらいの人は「肢別過去問集だけ」だと落ちる

 

理由は以下だと感じています。

肢別過去問集では実際の本試験で問われるヒッカケ問題に対応できないから。

 

がしかし基本的な知識を定着させるのにはとても有効だと思います。

 

学習が進んできたらヒッカケ問題対策を念頭に模試を受けまくって、上の例で挙げたようなヒッカケに対応しておく準備が必要だと感じます。

 

以上、行政書士試験の受験生のバイブルに合格革命肢別過去問集だけで行政書士試験は合格できるか?でした。




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