行政書士試験には「瞬殺回答」が必須。思考型試験と言われるが理解はそこまで必要ではない。

行政書士試験は暗記では対応がきかないから、しっかり理解することが必要と言う意見があります。
が、その考えは間違っていると実感しました。
理解よりも暗記の方が大事ということに試験直前の10月8日になって気が付きました。
よって間際ですが、勉強方法をガラッと180度変更させて試験に臨むことにします。
よく試験直前で右往左往するなと言われますが、私の場合は致命的な間違いをしていたと思うので180度変えます。
行政書士試験は「暗記が大事」です。というよりもむしろ暗記ではないと合格は無理だと感じました。
その理由を具体例をもってご紹介します。
行政書士試験の試験時間は180分しかない。ざっくり1問あたりの回答時間3分
行政書士試験の試験時間は180分です。長いように感じますが、実際はその時間で60問の回答をしなければなりません。
そしてその60問の中に、記述の問題が3問、文章理解という大学試験でいうところの現代文に相当する長文を読んで答える問題が3問でます。
ということはざっくり180分÷60問=1問あたり3分ではなく、上で書いた時間がかかる問題6問を考慮すると1問あたりMAXで2分しかかけられないことになります。
1問あたり2分しかかけられないものに思考型もクソもありません。見た瞬間に〇×を判断しないと60問の回答をすることが不可能です。
行政書士試験のメイン科目である行政法は択一問題で19問出題されます。
これを19問×2分で最大でも38分以内に回答する必要があります。
これが結構大変です。
問題を見て「瞬殺して回答」できるレベルにないと2分以内での回答はできません。
つまり思考力は2の次です。じっくり考えて・・という時間はないということです。
私が変更前までにやっていた間違った勉強法
問題の1肢としっかり理解できるように、回答にたどり着く条文や数字など確認することを時間をかけてやっていました。
これをやることで知識が高まっていくことが実感できました。
実際に行政事件訴訟法では5日前後肢別過去問と普通の過去問を丁寧にやりました。
その結果、肢別過去問集の正答率が70%→90%まで上昇しました。
こんな状況で試験までの間にすべての科目・項目で95%以上まで仕上げようとしていました。
がこういう解き方をしていると問題を解くスピードが劇的に遅くなります。
予想模試をやって時間を計測してみたら、行政法19問に対して38分で回答しなければいけないところ、
1回目:55分
2回目:1時間
と散々な結果となりました。
肢の1つをじっかり読んで、〇か×かを検討し、×の場合はどこが×になっており正しくはどうなるか?などを考えて回答すると異常に時間がかかる結果となりました。
こうなると、100%行政書士試験には落ちます。
9月の頭に予想模試をやったときに行政法19問が40分で回答できたので、この状態で知識の精度が上がれば余裕で35分以内で回答できるようになるだろうと予想していました。
が結果は逆になりました。じっくり理解してやろうとしたこと結果、回答速度が異常に遅くなりました。
そこで考えを改めに思考型で試験を解くやり方から、「瞬殺で回答」できるような勉強に変更する決意をしました。
試験まであと1か月で千問ノックを導入
直前期に問題集を増やすのはダメと言われていますが、以下の問題集の躊躇なく導入を踏み切りました。
私の今のやり方で勉強していても確実に落ちるという確信があるために、実際に短期間で合格した人の方法をまねて試験に臨む決意をしました。
短期合格者は①肢別問題集②千問ノックを仕上げて合格している傾向にあります。
私は肢別過去問しかやっていませんでした。
これを仕上げる予定でしたが、予想模試を数回やってみた結果としては肢別過去問を完璧にしても瞬殺回答で合格できるレベルには達しないと 感じました。
そこで1000問しかないということもあり、千問ノックの導入を決めました。
買ってすぐに1000問中の600問を終わらせました。
やってみた正解率は70%です。
よって肢別90~95%、千問ノック95%くらいに達することを10/25日までの目標としてやっていこうと思っています。
☆行政書士試験は「瞬殺回答できる」レベルまでの暗記が必要だと私は感じました。思考力うんぬんは基本関係ないと思った方が良いです。